Kengo Bonsai Gallery

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盆栽について

盆栽は、小さな鉢の中で千年でも生きることが出来ます。その長い年月を生き続けるには人間のケアを必要とするアートでもあります。
戦争の日も、災害の日も、価値ある盆栽は、人間が守り育てて来ました。
今、世界では異常気象等により世界中何処でもこのアートを楽しめるとは限りません。
独自のイマジネーションを加え絵画作品として、世界中どこでもこの素敵な文化を発信したいと考えております。
日本茶や日本酒など、日本が誇る技術や産業の証としても活用していただけたらと思っています。


この事業に取り組む意味

もう一つ、この事業に取り組む意味があります。本当のインクルーシブとは何かを、多くの人と考えることです。
それは国民性によっても異なるのかもしれません。

このアーティストは、長く統合失調症や発達障害、ADHD、学習障がい等による症状に悩まされていました。時に幻覚が実際に見え、幻聴が実際に聴こえて、現実と幻想の境い目が分からない時間も過ごしました。しかし、今では心強いドクターのおかげで、全くそのような症状もなく、副作用もなく、毎日の大きな困り事は無くなりました。電車の乗り換えが苦手、人ごみが苦手、くらいの症状が残っています。
これらの症状しかない人の作品は「障がい者アート」に括られてよいのか。
確かに投薬はしていますが、過酷な病状を経験したからこそ、今の自分は障がい者というカテゴリに属させてもらうことに違和感があると彼は言います。また、障がい者アートの組織に属していた際に、知的障がい、精神障がい、身体障がいの方が同じ場所で同じように働くことの難しさもあったと言います。LGBTQ+の方々のカテゴリが多種多様に広がるように、障がいの括りも3つでは不十分過ぎると考えます。

CLASS EARTHのメンバーは、医療系の家族支援非営利団体を運営していたこともあり、このような課題感に共感し、彼のマネジメントをすることを決めました。
障がいも年齢も性別も何もかものラベルを外し、作品の世界観を楽しんでいただくプロジェクトにしたいと考えました。


インクルーシブアートを目指す3つの理由

障がい者アートではなく、本当のインクルーシブアートを目指すのは3つの理由があります。

1・ アーティストという才能の発揮の仕方が出来る方々は、脳の特性上、空間認識能力が高かったり、音感に長けていたり、必然とも言える能力を持っている人が多く、アーティストという職種において、能力バランスが凸凹な方はマイノリティではない。むしろマジョリティですらあると思います。アート思考が高いからアーティストになる。これは適職が見つかっているとても素敵なことです。

2・数十年前なら、知的障害のある方々のアートを障がい者アートと呼んでいたように思いますが、発達障がい、グレーゾーン等の診断を受けられる機会が増えた今、あまりにも今の時代に合わない括り方だと思うからです。かつ、この障がい者アートがSDGs的だと言われる日本の風潮にも大きな違和感があります。

3・インクルーシブは境界がない。アート作品は言葉も不用で、むしろ情報なく読み解ける能力としてアートリテラシーを磨く、伸ばすことが、創造力に繋がるとも考えられています。アートに境界はないのに、アーティストに境界があるのは必要な「レッテル」でしょうか。

皆さまと、本当のインクルーシブについて考えて行きたいと思いますので、コラボレーションのご相談もお待ちしております。
なお、このアート作品を用いたイベントを実施する際には、売上の一部を子どもの障害者施設に寄付いたします。

Kengo Bonsai Art gallary
https://kengo-bonsai.com/

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